後藤久美子の吹田市政報告vol.3(令和5年度11月定例会・個人質問)
11月定例会にて個人質問を一問一答方式で発言しましたのでご報告いたします。
『吹田市議会議会中継サイト』(令和5年11月定例会 ー 12月6日質問)より
※当記事では質問をざっくりと解説しております。
前回.。o○☆*
発言通告書に詳細情報を載せてしまうと、それ以外の発言はできなくなってしまうという議会の掟があるので、要注意ですよ!
まじですか・・・そんな掟がッッ?!
実は前回(9月定例会時)、議会初心者な私は詳細に書きすぎて、いくら関連していてもそれ以外の事を言おうとして言えなかった痛い記憶が蘇ります。
触れられないとかよくわからないけど。
事務的に「タイトルが議事録データとして残るから」ってこと?
ならば!
シンプル・イズ・ザ・ベストで。
1 学校教育の取り組みについて
2 本市における公共施設の管理や活用について
3 北千里周辺のまちづくりについて
その為、タイトルだけを見ると、前回と前々回と比べればだいぶ綺麗さっぱり!
(『大改造!!劇的ビフォーアフター』のピアノ挿入曲が流れる。)
え。(@_@;)
また、クール風な吹田のごくみの似顔絵イラストを書いて下さっている吹田のA様に大変感謝いたします。
中身はきちんと深いですので、前々回と前回同様にできるだけわかりやすく解説します。
少しだけお時間頂ければ嬉しいです。
目次
1.学校教育の取り組みについて
学校教育の取り組みについて、以下主に3点の質問をしました。
1-1. デジタル教科書は導入するの?
1-2. ファイヴラウンドシステムの学習法で英会話が上達する?!
1‐3. スクールサポーターの配置の検討を!
1-1. デジタル教科書は導入するの?
今や、GIGAスクール構想も次の段階に動く時です。
児童生徒に1人1台の端末の配布をして、高速ネットワーク設備対応や教育のICT化を進める国の取組みをGIGAスクール構想といいますが、すでにこの吹田市でも導入を終え徐々に活用が進んでいるので、個人質問では『アフターGIGAスクール構想』と呼んでいました。
ちなみに、GIGAとは「Global and Innovation Gateway for All」の略称ですね。
現在吹田市では、全小学生にiPad、全中学生にWindows端末が貸し出されています。
国は、令和6年度にはデジタル教科書の本格導入を予定しています。
なんだかランドセルが軽くなりそうな予感がするでしょう?
でもね・・・
市としては、国が勧めればデジタル教科書を取り入れるの?
デジタル教科書は、紙の教科書と異なり、その使用が義務付けられるものではありませんが、
現在、本市においては、英語では全小中学校、算数・数学では約半年の小中学校において円滑な導入に向けた国の実証事業に参加し、効果的な活用について研究しているところです。文部科学省は、令和6年度から全国すべての小中学校を対象に、英語のデジタル教科書を提供し、算数・数学やその他の教科については、段階的に提供するとしております。デジタル教科書の導入や使用方法については、児童生徒の実態に応じて、各学校が判断し、使用する際には、教育委員会への届出及び、承認の手続きが必要になります。
※公式回答から引用
義務化されるわけではないようです。
東北大学教授の脳科学者、川島隆太教授の見解では、学習目的であってもデジタル端末を使うと学力が下がるリスクがサイエンス的に実証されている。
デジタルの学習教材を用いる事で❝自分の脳で考えない学習❞の可能性も懸念するが、本市としてICT教育を今後どのように進める予定?教育長はどう考えますか?
ICT活用が子供たちに与える影響につきましては、お示しされたような検証結果も含め、様々な研究についての情報収集が大切であることは認識しております。
一方で、学習用端末の活用は、児童生徒ひとりひとりの創造性を育み、可能性を広げるための手段と捉えると、それぞれの学びやすい方法で学ぶことを可能とするものです。
本市では、児童生徒を持続可能な社会の創り手として育成する事を目標に掲げたグランドデザインに基づき、児童生徒が目的に応じて自律的に学習用端末を活用できるようICT教育を進めてまいります。
※公式回答から引用
実は先日、大阪城ホールにて市議会議員研修会が行われたんですね。
その日の教授の主張を要約すると、脳が動く時は、読書や音読をする時であり、紙に文字を書く時であり、人と対面で話す時であるのだそう。
「キーボード入力に頼って漢字が書けない」とか、「デジタルドリルは途中式を書かずに答えのみを記入する」とか、「レポートでは他者の文章をコピーアンドペーストで作成する」などのケースが考えられるわけです。
もちろん一説なのでしょうが。
「ランドセルが軽くなるかも」「今は完全ICTの過渡期なんだ!」と思っていたところ、まったく期待外れな事を聞いて帰ってきてしまい・・・。また、教授の見解から個人的に理解できる点もしばしば。
子供達が生きていくのはソサイエティ5.0と言われる時代です。
その中でICT機器の活用能力は必要不可欠なものだと考えています。その為本市の学校の教育活動では、個別最適な学び、主体的で他と協力しながら協働的な学びを進めようと。
必要な時に必要な機能、ICTを文具のように使いながら、『自分で考えて使っていく力の育成』に取り組んでおります。また、保護者の協力も得ながらデジタルシティズンシップ教育も全校で実施しております。子供達が将来に渡ってICT機器の良き使い手として、社会で主体的に活躍できる能力を取り組んでいこうと現在も進めているところです。
※公式回答から耳コピ引用
ちなみに、ソサイエティ5.0(読み方はソサエティ ゴーテンゼロ)とは、
日本が目指す未来社会の姿として2016年に閣議決定された「第5期科学技術基本計画」において内閣府が提唱した概念です。
サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会を意味します。
なかなか難しいね。
確かに子供たちが自分で考える力が求められているとは思いますが、逆に考えなくても検索による解決ができ、AIとしての機能もあり、ICT機器は使用法によっては無限なので、あらゆる懸念点も考えます。
少なくとも公から提供するもので、子供達の不登校の要因の1つとも考えられている【ネット依存】の原因にだけはならないようにしたい。
子供達のネットリテラシーの強化も同時に進めて頂く事等も併せて要望しておきました。
子供の【ネット依存】は、いまやパパママの悩みでもありますもんね。
1-2. ファイヴラウンドシステムの学習法で英会話が上達する?!
私は5ラウンドシステムという英語の学習指導法が、より英会話として身につく効率的な方法だと考えています。
1年間の英語の授業の中で単元ごとに進むやり方ではなく、1年間の中で1冊の教科書を5回の切り口を変えて繰り返す指導法で、横浜市の中学校で開発され近年全国的にも注目されています。
横浜市には小学校340校、中学校145校があり、全5校で取り組んでいるようです。
もしかすると、本気でもう一度英語学習したい大人の方にも有効な手段かもしれませんよね。
①リスニング=英文を聴き取り、内容を理解する
②音と文字の一致=音声を聞きながら教科書の文字を確認する
③音読=何度も繰り返し声に出して練習する
④穴あき音読=英文に設けられた空欄を埋めながら音読する。
⑤リテリング=教科書の内容の英文を再構成して自分の言葉で話す活動をする
単元として一度授業で触れてテストして終わり。
だと身につくのか疑問です。
普段使わないと忘れますし。
普通の人たちは、教科書英語として習っただけという、あまり英会話経験のないまま大人になっていく気がして。
本市の学校での英語学習ではどのように工夫されていますか?
本市では、すべての学校に英語指導助手を派遣し、児童生徒がネイティブに生きた英語に触れる機会を持ち、実践的なコミュニケーション力の育成に進めております。また、個別最適な学びとして習熟度別授業を取り入れ、生徒が自分にあった授業内容を選択できるようにしています。習熟度別授業においては、5ラウンドシステムの5つの切り口である「穴あき音読」や「リテリング」などを、指導方法の1つとして、各学校の生徒の実態に応じて取り組んでおります。
※公式回答から引用
英語指導助手=ALT(Assistant Language Teacher)とも言われる外国人の教員の方々ですね。
習熟度別授業は確かに大事だなと思いますが、主張したいのは、1年間の英語の授業の中で単元ごとに進むやり方でいいのかどうか?という点だった為、次は方法としてどうかと勧めてみる。笑
学習方法として、もし5ラウンドシステムを取り入れるならどのような課題があるか?
同システムのように教科書を通して言語材料に触れ、その学習を繰り返していく指導スタイルは、学習内容の定着の観点からは効果的であると考えます。一方で、生徒ひとりひとりによって課題や求める力も異なる事から、全員が同じ指導スタイルで授業を受ける事には課題があるとも認識しており、今後も同システムの取り組みを研究するとともに、生徒の確実な学習内容の定着を目指し、授業改善の充実に努めて参ります。
※公式回答から引用
全員が同じ指導スタイルで授業を受ける事には課題があるとは思いますが、生きた英会話力を学ぶ機会と捉えた場合、もっとネイティブ感覚に柔軟な思考でもいいのになと個人的には思います。
習熟度っていうけどそれを図るのは紙のテストでしょう?
文法とか知識ももちろん大事ですが、正解不正解とかっていうよりも、語学の授業は何より楽しく耳で沢山聞いて、何回でも話す機会であって欲しいなと思います。
教員の力量が一番の要で、「学校によって」と異なるでしょうが、教材は教科書主体なのでほぼ同じ。
方法が違うだけなのであまり予算も変わりません。
公立学校で実現出来たら、吹田の魅力向上にもなると思うんですけどね。
ちなみに、市長からはこのあと「参考になりました」と言われました。
1‐3. スクールサポーターの配置の検討を!
「学校の先生不足です!」
なんていうと、「どこもかしこも不足しているわ」とか
なぜか昔教員をしていたというような方からも「最近は先生に甘くありませんか?」という厳しいお声を実際に聞きました。
でも、この記事を読んでぜひ考える機会になさってください。
全然甘くありません。
私も教員免許を持っており、二人の子の親でもあります。
❝子供を育てる❞それも、他所のお子様を育てるという仕事は中途半端な気持ちではできません。
これは私の見解なんですが、昔は❝先生❞というと、頭が賢くて人格者の就く職業の1つであるという印象でした。
先生がおっしゃってるんだから!
大抵の親御さんが❝先生❞の言う事成す事、結構崇め奉ってた気がするんです。
仮に昔の方がもっと先生の労働環境が悪かったとしても、❝先生❞としてのモチベーションは保てていたのでは?とも考えられます。
昔の教師「廊下で立っとれ!」みたいな事を現代でやってしまった暁には、虐待呼ばわりですからね・・・
恐らく教育しづらい中での状況下で、今や❝先生❞という職種に就かれている方よりも高学歴な保護者さんも多いですよね。
EQ(心の知能指数=Emotional Intelligence Quotient)が高い方は全く当てはまらないと思うんですが、大学へ行くのが当たり前のような詰め込み教育を受けた時代を経て、受験戦争に打ち勝ち勉強してきましただけの大人たちの多いこと・・・
モンスターペアレントが非常に多いのはそれも原因なのでは?と申し訳なくも感じてしまう時も。
また、モンスター化する人ほど、できるなら自分がやればいいのに先生にはならないという。
只でさえ、長時間労働など過酷な労働時間(見えない部分での準備や研修など)があり、部活動顧問など本業以外の労働があり、労働条件の割にお給料などの待遇面が他の民間等と比較すると悪いなど。
また、保護者が共働きというのもあってか、家で教育できないという時代背景もあり、保護者から「教えるのが仕事でしょ!先生なんだから当たり前では?」なんて声も。
近年では生徒指導が必要な子が増えていると感じる先生方も多いと聞くんですよ。
もし、人としての教育もおざなりになっていたとしたら?
家庭で教えるような事を学校が教えるなんてことに。
教員側の視点もわからなくもないので、昔では考えられないようなひどい話を聞くと「親から教育が必要なのでは?」と思ってしまう瞬間もあるわけです。
うーん・・・
教育業界ってホント難しい。
そんな中、今定例会の個人質問において、現在本市の教員をされていて、大阪府内の学校環境を一番比較できる立ち位置におられる方々に取材をし、日々の印刷業務や宿題の採点や会議などで「休憩時間が設定されているが実質休憩時間などもない」と言われている程だったので質問しました。
現在、教員不足や不登校児童の対策として、近隣他市(摂津市や茨木市等)で採用されている取り組みを本市でも検討する事ができるか?
本市では、小学校1,2年生の学習指導や生活指導の補助を行うスタートアップ支援者の配置の他に、全小中学校に、印刷や配布物の準備など、教職員の補助業務等を行う学校サポートスタッフ、学校図書館における学習活動の支援や環境整備を行う読書活動支援者、児童生徒の学習用端末の操作支援や管理などを行うICTサポーターなど、児童生徒の支援や教職員の負担軽減に向けた支援スタッフを配置しております。
また、部活動指導員、障害児介助員、医療的ケア看護師など必要に応じた配置や、大学連携をはじめとしたボランティアによる児童生徒への学習支援なども行っております。教員が、授業準備や学習指導など児童生徒と向き合う時間を確保し、本来業務に注力できる体制を整備する為、他市状況も参考としながら、今後も学校を支える様々な手法の検討を進めてまいります。
※公式回答から引用
ん?現場といってる事が違ってる?!
印刷や配布物の準備など、教職員の補助業務等を行う学校サポートスタッフが配置されているとの事ですが、勤務日は月水金曜日のみで、各学年・クラスに常時在中されているわけではないのです。
もともと、毎日の宿題の採点業務、クラスに配布用の日々の印刷業務に関しては全て担当教員がその日中に単独で行っていると聞いている背景からの質問でした。「他市ではサポートがあったが、本市ではサポートがない」という言葉から、サポートしている気になっているだけにならないよう、市へのお願いでした。
2. 本市における公共施設の管理や活用について
吹田市が管理している公共施設の管理や活用については、
2-1. カビはやめませんか・・・
2-2. 本庁舎のキッズスペースと授乳室と和式トイレの改善は?
2-3. 公園のバリアフリー化について
以上、3本仕立てでお送りいたします。
2-1. カビはやめませんか・・・
1点目はカビの問題です。
カビ?!
実は、個人質問の当日、教育監が「本日は宜しくお願いします」と会派室へ挨拶しに来られた際(今回一番やり取りが多かったはずなのに)、マスクと眼鏡をされていたというのもあり、総務部長と勘違いをしたわたくしめは、うっかりカビについて熱く語ってしまったのですよ。
さすが教育監です。話を聞いて頂いた後に、
えっ・・・カビ?
わたしってうっかり屋さん…うっかり屋さん…うっかり屋さん…(エコー)
そんな雑談はさておき、議場での質問に戻します。
現在、地下1階の食堂の壁紙には黒カビが目立っており、健康を謳う市の中心部として最低限の健康管理に壁紙の張り替えなどは検討しないのか?
本庁舎の食堂につきましては、本年11月初旬に壁面の一部に黒カビが発生している事を確認し、この間、食堂の運営を所管する職員厚生会において、食堂の営業に支障がでないよう、可能な範囲で除去を行ってまいりました。現時点におきましても、黒カビは完全には除去しきれていない状況であるため、食堂を利用される方の健康管理の観点からも、改めて食堂全体を点検の上、速やかに壁紙の張り替えなどの必要な修繕を行ってまいります。
※公式回答から引用
カビは一般的に湿度が80%以上で20‐30℃以上の温度で繁殖します。
感染症やアレルギー、中毒を引き起こすなど、場合によっては命の危険に陥ることも。
空気中のカビ菌が体内に入り込み、健康被害を起こしやすく、特に身体の免疫機能が低下しているお子様や高齢者には要注意ともいわれているんですね。
他にも以前、市民の声にも寄せられていた学童での畳のカビの件で指摘があり結果的にカビではなく❝汚れ❞であったそうですが、これらの件に限らず、健康を謳う市としての視点の1つとして、見えにくい部分にも気を配ってほしいという思いで質問しました。
皆が使う施設だからこそ、常日頃から安全で清潔なのは、官民関係なく大切ですよね。
2-2. 本庁舎のキッズスペースと授乳室と和式トイレの改善は?
なぜか市のホームページにはキッズスペースとの記載があるにも関わらず、現状では長椅子がズラリ。
単なる待合いスペースになっており、取材によると、受付係もキッズスペースである事を知らなかったといいます。
また、ママさん達からは、授乳室も薄暗くて簡易的な雰囲気で子育て支援が滞っているように感じてしまうとのお声が。
洋式トイレはもちろんあるんですが、和式トイレもあり、立ち上がれなくなった高齢者さんもいた事案も。
あまり優しくない施設仕様に思われるのですが、これらは建て替え時に改善される計画があるのか?
本庁舎の建て替えにおきましては、現庁舎における機能などの課題も踏まえながら、将来的な視点をもって、新たな庁舎に求められる機能や利便性などの検討を進めていくものと考えております。
また、本市では現在、今後の建て替えまでの現庁舎の維持保全を図る事を目的として本庁舎改修工事を進めており、その中において、和式トイレの洋式化など、一部設備の機能向上を図る予定としております。なお、建て替えによらずとも対応が可能なものにつきましては、これまで同様、適宜、必要性を考慮した上で、庁舎の機能や利便性などの維持向上を図ってまいります。
※公式回答から引用
比較的子育て世帯よりも高年層のご来庁が多いと耳にしましたが、子連れで来庁しづらいという見方もあるかもしれませんよね。
すべての方にとっての優しい公的施設を目指していただけるよう求めました。
2-3. 公園のバリアフリー化について
吹田市には小さな公園も含めて約500カ所の公園があります。
大きな公園であっても、車止めの幅が狭かったり、砂利道(じゃりみち)で車いすやベビーカーが通行できなかったり、一般の歩行者や自転車でも石や木などデコボコした危険な道を通らないと公園の広場に辿り着けないなど、バリアフリーじゃないとこが目立ってるんですよね。
今後のバリアフリー化計画をお示しください。
公園のバリアフリー化の状況につきましては、国のガイドラインに従い、昨年度に市域の公園などの現地調査を実施しました。その結果、約7割の公園等についてバリアフリー対策が必要との判定が出ており、課題と認識しております。施設の老朽化やバリアフリー対応状況など、多様な視点から総合的に評価し、公園施設の再整備の優先順位を検討しており、今年度中を目途に、公園施設再整備計画(Reパークプランすいた)を策定し、計画的にバリアフリー化を含めた再整備に取り組んでまいります。
※公式回答から引用
公園施設再整備計画(Reパークプランすいた)という計画の名前自体をはじめて世の中にお披露目されたとの事で伺っています。
この機会に聞けて良かった!
約10年程かかるが、約7割の公園等についてバリアフリー化していくと聞いています。
いずれにしても、総合的に子育て世帯やご高齢者、障害者の方々、すべての方にとっての優しい公的施設を目指し、なるべく早期に実現していく事を伝えました。
3. 北千里周辺のまちづくりについて
北千里駅前まちづくり意見交換会にて。
1回目のワークショップの質疑と回答を受け、今後の方向性について質問しました。
1回目の意見交換会を終え、
住民の皆さまが知っておいた方が良い事や今後の課題について教えてください。
北千里駅前まちづくり意見交換会につきましては、令和5年(2023年)10月及び11月にそれぞれ第1回を開催し、これまでの取り組みや事業のしくみなどについて説明した上で、質疑応答を行いました。
今後、第2回目以降に、地域住民の皆様とまちづくりについて一緒に考え、アイディアを出し合うワークショップを実施し、将来のまちの利用イメージについて取りまとめる予定です。ご参加される皆様には、平成28年(2016年)に策定した北千里駅周辺活性化ビジョンやこれまでの意見交換会で配布した資料、当日の質疑応答、ワークショップの内容等について、あらかじめ市ホームページでご確認していただければと考えております。
千里北地区センターは近隣3地区の生活拠点であり、将来のまちのイメージをとりまとめていくにあたって、多くの市民の皆様に継続して意見交換会にご参加いただくことが大切であると考えております。
※公式回答から引用
「タワーマンションありきで話を進めないでほしい」という住民の声に対し、市側は「共同住宅の建設を主目的としたものではない」と繰り返しの討論をされていた。マンション売却益に頼らなければ、千里北地区センターの再整備は不可能なのかどうか?
北千里駅前の再整備につきましては、北千里駅周辺活性化ビジョンの具現化を目指し、千里北地区センターの再生の取り組みを進めているものでございます。
地区センターとして必要な都市機能を確保し、交流を生み出す広場を整備するなど、同ビジョンの目指すべき姿を実現するには、一体的な再整備を進める必要があり、その事業手法として、市街地再開発事業が最も実現性が高いと判断しております。
市街地再開発事業におきましては、収支均衡を保ち、事業として成立する為に、建物の高度化により新たに生み出した床の売却益を事業費に充てる、一定規模の建築物が必要となるものでございます。
※公式回答から引用
建物の規模自体は未確定であっても、売却益を事業費に充てる事が前提で再整備を行うんですね。
ここ大事なポイントですよね!
❝建物の規模自体は未確定であっても、売却益を事業費に充てる事が前提で再整備を行う❞
住民にどこまでの裁量があるのか?と尋ねておられた方がおられましたが、建物の規模自体は少なくとも住民の裁量はあり、タワーマンションでなかったにしろ、建物を建てないでの再整備は難しいという事ですね。高さの問題ではないにしろ、保留床は必要なのだという説明でした。
また、若者の参画も期待したいところです。
学校への参画依頼や市ホームページでの周知など、様々な情報手段を活用して周知に努めているところとの回答も受けました。
それこそ縦割り行政じゃなくて、横のつながりをもって意見をしっかり募ってもらいたいですね。
それと、1回目の意見交換会では現状の理解と本来の主旨としては「どんな街にしたいか?」の意見交換会だと事前に聞いていた為、質疑での挙手が終わりに近づいた頃、つい意見してしまいましてね。
その場にいる方からすれば、タワーマンション云々の行方が気になっておられたと仮定して、主旨として「どんな街にしたいか?」と捉えられてなかった場合、わけわからん事いってるなと思われたかもしれませんね。
人生は失敗と反省の連続ですね~。
再度、失礼します。
リノベーションな街づくりの先駆けとして、駅の半径500m圏内に図書館・児童館・公民館の複合施設としてまちなかリビングが立地しています。まちなかリビングの連続性としては、今回の開発とは関連がなかったにしても、再整備活性化ビジョンを先導するような施設として、可視化と共有化ができたとすれば、連鎖反応的に街が変わっていくのではないでしょうか?
イメージが一体的になると、お洒落なカフェやマルシェ、シェアオフィスの経営陣が追随者として現れ、活性化していく事が期待できると思うんですね。ワークショップを通じて積み重ねていくものなんでしょうが、反対の方はどんな理由で反対なのか?
賛成の方はどんな理由で期待しているのか?一体感をもって再整備事業に取り組んでいただきたいと要望し、質問を終えました。
≪市政報告チラシvol.3≫
投稿者プロフィール
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同志社女子大学学芸学部音楽学科卒業(中高一種教員免許取得・音楽 運転免許あり その他)
社団法人大阪フィルハーモニー協会楽団事務局元職員
結婚を期に関東へ移住しフリーな音楽ライフを満喫しつつ、独学でWebライターや美容と健康のプロ資格も取得。
地元コミュニティーを築く中で市政に興味を抱く。
2023年、統一地方選挙で初当選!再び独学で政治経済を学び『人生は挑戦の連続である』ことを体現する二児の母。
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